テレビで話題の成分「短鎖脂肪酸」はなぜ注目?
最近、テレビなどのメディアでも取り上げられることが多い話題の成分、短鎖脂肪酸。
名前はよく聞くけど、どういうものなのかよく分からないという方も多いことでしょう。
今回は、この話題の成分、短鎖脂肪酸についてご紹介していきたいと思います。
短鎖脂肪酸ってなに?
注目の成分である短鎖脂肪酸は、どんな成分なのでしょうか?
こちらは、私たちの大腸の中にある腸内細菌によって作られている有機酸のことなんですね。
この中には、酢酸やプロピオン酸、酪酸や乳酸などが含まれています。
短鎖脂肪酸というのは、私たちの体にとってとても大切なものなのですが、そのものの味や臭いが特殊だということが理由で、サプリメントなどで摂取するということは難しいと言われているんですね。
そうはいっても、様々な良い作用をもたらすと言われている短鎖脂肪酸ですから、外から摂ることができない分、しっかりと体内で作り出す必要があります。
短鎖脂肪酸はどんな働きをしているの?
短鎖脂肪酸というのは、私たちの大腸の中で腸内細菌が作り出している成分です。
腸内が弱酸性になるように働きかけ、悪玉菌が増殖するのを防いで腸内環境を整えてくれます。
そして、ウイルスや病原菌に対抗する免疫力をアップし、大腸の蠕動運動の促進効果などもあると言われているんですね。
さらに、短鎖脂肪酸は大腸の粘膜から吸収され、体内の様々な場所でエネルギー源になったり、脂肪を合成するために使われたりもしています。
このことから、体の中に脂肪が溜まっていくのを防いだり、不必要な脂肪を燃焼させたりするということもできるのでは・・と注目されているんですね。
短鎖脂肪酸を作り出すには?
短鎖脂肪酸は、私たちの大腸の中にある食物繊維やオリゴ糖を含んだ食品が発酵されることで作られています。
これらを発酵させるには、ビフィズス菌を積極的に摂ることが大切になってくるのです。
偏った食事を取っていると、日々ビフィズス菌を摂り続けることは難しく、短鎖脂肪酸を作り出すこともできなくなってしまいます。
短鎖脂肪酸を作り出して腸内環境を良くするためには、ビフィズス菌が含まれている発酵乳製品を積極的に摂るようにするといいでしょう。
この時、ビフィズス菌を生きたまま腸に届けることができる乳製品を選ぶと良いですね。
食べ物だけでは補いきれないという方は、サプリメントなどを試してみるのもいいかもしれません。
まとめ
気になる脂肪が溜まっていくのを防いでくれるというだけではなく、様々な健康効果が期待できる短鎖脂肪酸。
大腸の中でしっかり作り出すことができるように、毎日バランスの良い食事を取るということを意識してみて下さいね。